さよならモラトリアム 不定形文 2016年03月21日 「ねえ蓮子」「なに?」「私達このまま、本当に大人になっていいのかしら」 紫の晴れ着に身を包んだメリーは、とても美しかった。 私はパンツスーツで、就職活動の間イヤと言うほど着たものを着ている。 社会人生活のためにスーツを新調する気はなかった。「…仕方ないよ。いくら嫌だといっても時は止められない」卒業証書をもらった瞬間から、私達は学生ではなくなる。「もし、止められるなら」「え?」「私ね、幻想郷の結界を越えれるかも知れないわ」今日は、卒業式でした。 [0回]PR